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2010/10/12

ニッサン リーフ試乗記(米)

試乗と言っても、これは私が乗ったわけではありません。米Car&Driverによる試乗記事です。

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長所:修道院のような静かさ、運転の便利さ、リアルカーのようなフィーリング。

短所:航続距離、航続距離、航続距離、手応えのないステアリング。

リーフに乗って最初に失望したのは、120Vコンセントが装備されていない事だ。ノーマル車と同じ12Vのアウトレットしか装備されていない。EVなのだから、携帯の充電が出来たりする事を期待するかもしれないが、全ての電気は航続距離の為に用いられる。ヘッドライト、エアコン、あげくはオーディオまでが、航続距離を縮めるのだ。

航続距離以外は、リーフは至ってノーマルだ。コントロールシステムやモーターはボンネットの下、あなたがエンジンがあると期待する場所、に納まっている。

ヴァーサよりやや大きい車体、高いルーフによって室内の広さに不満はない。排気音がしない事によって目立つであろうウインドノイズも良く抑えられている。ニッサンは静かにする事には成功していて、ハイウエイで最も大きく聞こえる音は、「周りの車」のタイヤノイズであるのだ。

リーフの強みは短距離移動にある。リニアなパワー特性、変速のないスムーズさ、はストップ&ゴー渋滞では役に立つ。これは本当に快適なので、我々(Car&Driver)は航続距離に懸念がある事のマイナスを見直すべきとも感じた。

グリップレベルはSUV並みの0.79G(旋回テスト値ですね)だが、床下にマウントされた重量のあるバッテリーによって重心は低く、ハンドリングは安定している。しかし、ステアリングからのフィードバックが余りにも少なく、フロントタイヤがリモコンで作動しているかのように感じた。

加速は交通の中で充分なものだったが、最高速は92mphまでで制限される。

充電はつねに心配だ。華氏88°の午後、リーフはもしエアコンを使ったら24マイル航続距離が下がると表示した。

我々の19マイルの試乗、一部ハイウエイ含む、の結果より、リーフの実用航続距離として70マイル程度は行けると考える。シボレーボルトと違って、リーフはバックアップを持たない。(ボルトは発電用のエンジンを積んだレンジエクステンダー)

240Vによる充電は7時間、120Vならば19時間かかる。ニッサンは80%までの急速充電は30分で出来ると言うが、そのようなインフラが整備されるのは当分先の事だ。また、ニッサンは、急速充電の多用はバッテリーの劣化を早めると言う。

リーフの性能は、ガソリン車の時代がまだ終わっていない事を我々に思い出させた。リーフは例えその人の日常の走行距離が充分短いとしても、多くの人にとってメインカーにはなり得ない。

しかし、リーフには充分な”グリーン”という切り札があり、それはプリウスでも得られないものだ。多少の犠牲を払う価値はある。

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コメントは避けます。日本では、全てのニッサンディーラーに急速充電設備を置くという話なので、急速充電についての心配はアメリカとは大分事情が異なるでしょう。アメリカで全てのディーラーに同じ事をやっても、密度は日本より遥かに低くなるでしょうから。

ともあれ、米国において2011年生産予定分の予約は売り切れてしまい、今年は受注を打ち切ったという話ですから、限られた条件でセカンドカーにするユーザーが少なからずいるようではあります。

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http://www.caranddriver.com/reviews/car/10q4/2011_nissan_leaf_sl-short_take_road_test

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