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2010/09/01

小林可夢偉はメーカーの後押し無しにF1シートを得たのか

最初に断っておきますが、私は今年のF1では小林可夢偉を応援しているヒトです。それはそれとして、コバヤシが「メーカー、大スポンサーの後押し無しにF1シートを得た初の日本人ドライバー」と称される事については違和感を持っている事を表明しておきたいと思います。

確かに、今年ザウバーのシートを得るに当たっては、メーカーの後押しも無ければ持ち込んだスポンサーも無いに等しく、実力でシートを得たという点について異論はありません。

ただ、そこに至るまで、身一つでここまで来たのか、というとそれは違うと思うのです。下位カテゴリーから、トヨタの育成プログラム(TDP)で育ち、GP2でもマシンのロゴはTDP のみ、つまりトヨタのフルスポンサー。まあ、GP2でヒラテも同時に走っていて、1台減らす時に生き残ったのは実力と言って良いのでしょう。

そして、F1デビューもトヨタから。風邪ひいたグロックの代わりにスズカで金曜FPを走り、雨の中無難に走ってチーム内の評価を上げ、シケインでクラッシュして怪我をしたグロックの代わりに、シーズン終盤2戦のトヨタF1でのレース出走が叶った。

この2レースで良好な結果を出した事によって初めて、ペーター・ザウバー氏の目に留まる事が出来たのです。もしこれが無かったら、、、グロック怪我してくれてありがとう。

ちなみにその年のGP2の成績は散々で、それだけだったら、とてもF1から声がかかるような状況ではありませんでした。

従って、彼が今F1に乗れているのは、トヨタのおかげによるところ大と見なければならないと思うのです。

実力でというならば、ホンダの後押しはあっただろうし、無限の援助(エンジン代値引き?)もあったかもしれませんが、イギリスF3をぶっちぎりで制覇してジョーダンにスカウトされたサトウの方がそれに近いかもしれません。

イギリスF3を制圧(優勝回数がレース数の半分くらい)したドライバーはF1に上がってチャンピオンを狙えるドライバーに育っているケースが多く、そこが評価されたのだと思います。(筆頭はセナ、例外がサトウ、マグヌッセン)。

サトウについては、F1キャリアを継続する時にホンダの後押しが明白だったので実力でシートを得たイメージが希薄になっているのかな、と思います。

コバヤシに話を戻しますが、出来れば2~3年ザウバーでキャリアを積んで、ザウバーに見出され起点にして羽ばたいて行ったF1トップドライバー達の仲間入りをして欲しいな、と願っています。その為には、もうちょっと予選でスピードを見せる必要がありますけどね。

余談ですが、ホンダ系ドライバーであるサトウはインディに行けたけど、トヨタ系浪人ナカジマは、(ホンダエンジンワンメイクの)インディに行くわけにも行かず、、、な状態なのですかね。

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