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2007/01/04

ループホール

06年、STRはRB1をほぼそのまんま走らせ、STR1と称していました。何故これがまかり通ったかというのが、私が理解していたところの「あるシャシーをベース開発したと言えばOK」という事ではなく、RB1はレッドブルF1の作品ではなく、その前身であるジャガーが知的所有権を有するものだから、という事のようです。

ベース”と言い張って色を塗り変えただけのシャシーを走らせる事が可能なのであれば、なんでSAF1は?と思っていたのでしたが、どうも法的にはそういう話のようです。で、そっから学んだホンダは、RA106はHonda Racing製ではなく、日本のホンダ技研かどこかが知的所有権を持つものである、という論法で、そっくり真似をする模様、というのがSA07なのです。

もちろんSAF1は念の為かSA07は100%オリジナルであると主張しています。誰が見たってSA06で手一杯で07をやっている時間も人もあったはずが無い上、テストではRA106そのまんまを使っているのだから、SA07=RA106改なのでしょう。デビッドソンとしては、飽きる位走り込んだマシンですね。

さて、STRは今度はRB2をそのまんまというわけには行かないようです。RB2はRBR製だから言い逃れが効かないという事なのでしょう。その為か、噂されているのは、レッドブルの新型RB3=STR2(違いは搭載エンジンのみ)というように一歩先へ行ってます。

これについて、STRオーナーのベルガー氏は「STR2についてはSTRが100%知的所有権を有するので、許可される事に自信がある」と語っています。今回の抜け道は、RB3(STR2)はRBR、STRとは独立した別の会社であるRBT(レッドブルテクノロジー、ニュウイーはここに所属)が開発したものである、というものです。

はてさてこれは通るのか?通るのであれば、別会社にすればいくらでもカスタマーシャシー供給が可能という事になりかねないように思えます。また、同じ理屈でSA07=RA107とする事も可能でしょう。なんにせよ政治力(資金力を含む)の勝負かな。

この件には、コンストラクターズ11位転落を恐れるスパイカーや、BMWのタイセン博士等から異議の声があがっているようです。興味深く見守らせて頂きましょう。

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