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2006/06/13

力は出し切った。(決勝編)

予選について書き忘れた事から入ります。レインでは最終コーナーの立ち上がりで微妙にフロントを逃がしながらスピンアウトしないようにアクセルを踏んでいくのですが、一回、逃がしきれずにスピンをしました。

スピンしながらクルマの動きを計算し、カウンターから反対側にステアリングを回したのが功を奏して、ギリギリでスポンジバリアへの接触無しで止まれました。一歩まちがえばここでレースが終わっていた危ないシーンだったので、記憶に留めておきたいと思います。(自慢かい?いえいえ、スピン自体がダサ坊なのでせめてもの言い訳です)

予選が終わり、エンジン不調の悪化をチームに伝えた結果、クルマをガレージに戻してぶっつけ本番の対策を元に戻す作業が行われました。とりあえず土曜日の状態には戻るはずで、実際、決勝では2種類と書いたエンジンの問題点のうちの1つは、運転手がカバーすればそんなに大きな問題では無いところに戻っていました。

もう1つの(大きな)問題に気付いたのはレースが終わって夜、イギリスGPを見終わって、さあ寝るか、と思いながらリザルトに目を通しているときでした。ので、先ずはレースの話を書きます。

迎えた決勝、先ずはコースインしてグリッドに付くのですが、そのグリッドがあまりにも後ろ(17番手)だった為、通常ならチーム関係者が誰かしらグリッドで待っていて、こっちへおいで、と呼んでくれるのですが、誰もいなくて、どこへ行ったら良いのか分からず立ち往生状態でした。

コース上でのバックはしてはいけない事です。万が一行き過ぎたら周囲に迷惑がかかると思った私は、遠目に停止して待っていました。そうしたら、前から順にグリッドをチェックしていたオフィシャルの人が気付いて、ここへおいで、と呼んでくれたのでようやく無事に自分のグリッドにつく事が出来ました。

フォーメーションラップを済ませた時にグリッドを間違えないように、周囲の景色を頭にしっかり焼きつけ、フォーメーションラップのスタートです。ここでは、スタートシミュレーションをしてグリップ状態等をチェックします。

1速を使うか、2速で行くか、ミート回転はいくつ、クラッチの合わせ方、アクセルの踏み加減、などをここで決めます。レインなので、ここは差が出やすい重要な勝負どころです。

フォーメーションを終わってグリッドにつき、5秒前のボードが出ると同時にエンジン回転を先ほど決めた回転にあわせ、クラッチを踏んでギアを入れてスタンバイします。間違いなく、緊張が最も高まるシーンの1つです。

赤信号が点灯、そして消えたらスタート。絶妙にタイミングが合い、かつ選んだギアその他諸々もバッチリ決まり、スタートで3~4台をごぼう抜きでした。映像の記録が無いのがかなり残念。そして、前走車が巻き上げる水煙で何も見えない(本当にな~んにも見えません)1コーナーへ飛び込んでいきます。

幸運な事に目の前で回って止まっている車両は無く、無事に1コーナーを通過、その後数周はとにかくぐちゃぐちゃなまま走ってたというのが正直なところです。水煙の中、重要部品として装着が義務付けられている、赤いテールランプだけがポツ、ポツっと見えるだけです。

そのクルマ自体は抜けそうでも、インに飛び込んだその目の前に誰かがいたらクラッシュしてお終いですので中々無理は出来ません。(テールランプがいかに重要かはしっかり理解しました)

序盤でミスった、けどタイム的には段違いで速い人に容赦なく抜かれたり、ミスってスローダウンするクルマを抜いたりしているうちにレースが落ち着いて来ました。その時点で、コースアウトしていなくなっているクルマもあり、先ずは序盤の混乱を無事生き残ったという事になります。

落ち着いてみたら、自分の直前にいたのは予選最下位のクルマでした。抜群のスタートを決めたはずでしたが、彼にはいつのまにか抜かれていた事になります。ここから数周はその彼を攻め立て、でも中々抜けない、というこう着状態でした。

ここは丸秘なので、抜くためにいろいろやったトライについては書きません。中々抜ききれなかったのですが、最終的にはパッシングに成功しました。何位であろうと、抜けずに終えるのと抜いて終わるのでは気分的に大きな差があります。

この中々抜けない状態の中にもう1つの問題点が隠れていました。相当長くなってしまったので、この件は、「帰宅後編」に分けてまとめる事にします。

決勝編を終わるにあたっては、これに触れずに終わるわけにはいかない事があります。まず、結果は10位完走でした。チェッカーを受けた時はかなりこみ上げてくるものがありました。素直に嬉しかったです。感激しました。それは良いのですが、18周の決勝、私は17周でチェッカーを受けたのです。

レインというコンディションは実力の差を拡大します。優勝した人のタイムと、私が抜きあぐねている間に出していたタイムとの差は、14周辺りで追いつかれラップされるのに充分なものだったのです。抜かれたのは、ウイナーと、僅差の2位の2台。この2台が3位以降をぶっちぎっていたので、ラップされたのはこの2台だけでした。

トップに抜かれ、その後ろについて最終コーナーに進入した時は、ついついつられて同じような速度で進入してしまい、あやうく飛んでレースを砂場で終えるところでした。これは今回のレースで最も危険な瞬間だったと言えます。(助かるように走れていたのは、普段からの指導のおかげです)

ともあれ、2戦目のレースで、レインという難しいコンディションの中で初の完走、19台参加、17番スタートから10位フィニッシュとなりました。レースはリザルトが全てです。なので、まあ悪くない結果だと思いますし、与えられた条件の中で出せるものは全部出せたので、結果には満足していました。ある数字を見るまでは...

この後の話は「帰宅後編」にて。

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