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2005/12/22

ルノーの行方、他

さて、アグリF1が10チームのサインをようやく得たそうで、マシンに関しては概ね私が過去記事で書いた通りのストーリ-になっているようです。おそらく、正式なエントリー承認と佐藤との契約は同時に発表される次第となると思われます。

佐藤サイドは、慎重に正式エントリー決定まではサインをせず、万が一エントリーが不成功となった場合には、未だモンテイロを正式に認めていないMF1へ行くという算段でしょう。これらは全てアグリF1正式決定待ちという事だと思われます。(しかし、佐藤がMF1に乗る場合、ホンダマネーを使ってトヨタのエンジンで走ることになりそうですね。何たる皮肉!)

で、ルノーですが、報道によると05年にF1に費やした費用について、ホンダが600億円、トヨタ、フェラーリ、マクラーレンが200億前後クラス、というのに対して、120~130億円程度の予算との事。しかも、カルロスゴーン氏は06年度の予算削減を命令したとの事。

ルノーは現在販売が思わしくなく、また中国への参入競争にも出遅れ、いろいろ厳しいようですので、以前にも書きましたが旧ベネトン分を売却して撤退という可能性は低くありません。来年2月と予告されているルノー版○○プラン(ニッサンリバイバルプラン、ニッサン180)の中で何か方向が示されるものと思われます。

メインスポンサーのJTも、現在の契約は06年で終了し、継続の意思がなさそうだという報道もされています。まあ、ここは辣腕ブリアトーレ氏がその手腕を発揮してくれれば何とかなりそうな気もしますが、当のブリアトーレ氏自身が、ルノーとの契約は06年で終了です。ブリアトーレ最後の仕事がベネトンチームをどこかにうまく売り込む事になる可能性は否定できない、と思われます。

GrandPrix.comの記事によると、カルロスゴーン氏は「ルノーは現在その収益の約半分を、メガーヌの販売、それもフランス国内分のみ、に頼っている極めて危なっかしいビジネス環境にある」。とコメントしたそうです。

現在欧州におけるルノーのシェアは下がっており、単一ブランドではVWを上回り欧州で一番であったその地位もVWに奪われています。戦略的低価格車である「ロガン」は好調に売れているようですが、いかんせん低価格車は利幅が薄い。

で同記事では、現在の状況がF1における偉大な成績がルノー車の販売に全く寄与していない事を実証として上げており、これをもって、ルノーF1の将来を危ぶんでいます。

例えば、今年の1~11月、スペインにおけるルノー車の販売は前年比で3.5%減少しており、アロンソの人気沸騰が販売に全く寄与していない証拠となっているとの事です。

カセ・キミオという、カルロスゴーンのニッサンにおけるリーダーシップについて本を著作したバルセロナビジネススクールの教授がいるそうですが、彼がブルームバーグにコメントしたそうです。曰く、

「彼(カルロス・ゴーン)はロジカルだ。F1の成功とルノーの商売が何らかの効果を上げているかどうか見てみたまえ。私はそこに”それ”があると思わない」

です。収益が充分に回復した(ように見える)ニッサンにおいても、ニッサンの北米本社をカリフォルニアからテネシーに移転する等、アグレッシブなコストカットの手を全く緩めないのですから、ルノーF1の将来はかなり厳しいものとなりそうです。

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