« 記録の日記 | トップページ | BAR、スペインGP断念 »

2005/05/06

続報 BAR2レース出場停止

昨夜の速報に引き続いて、詳細がレポートされました。以下、公式サイトより、昨夜の記事への追記です。(日本語訳乗り物雑記オーナー)

------

2レースの出場停止に加え、6ヶ月の出場停止が執行猶予付きで課された。これはモナコのレース後に発効する。

イモラでのフィニッシュ後、BARはスチュワードに、重量測定の為にバトンのクルマの燃料を抜く事を指示された。そしてその状態では最低重量600kgの基準を満たしていた。しかし、FIAのオフィシャルは、セカンダリーコンパートメント(副室)にまだある程度の量の燃料が残っている事を発見した。この分も抜いた後、クルマは重量規定に失格した。

スチュワードがBARのこのコンパートメントに対する説明~このコレクタータンクは常に一定量の燃料を保持し、これなくしてはクルマは機能しない、従ってレース中はこのタンクの燃料は常に満タンを保持される~を受け入れた時、この副室の違法性については疑問が提示されなかった。

しかし、このスチュワードの決定に対してFIAは異議を発し、国際法廷はBARが意図的な違反をしたわけではない事は認めたが、チームによるレギュレーションの解釈に不備な点があり、それは再検討する必要がある、とした。

判決では、600kgの最低重量規定を満たす為には、燃料を”バラスト”として搭載する事が唯一の方法であり、これはF1レギュレーションの違反に該当するとした。

また、判決では、チームはFIAのテクニカルレギュレーションにレースを通じて合法であったの燃料消費データを示したが、それはBARカーがレース中常に最低重量を下回っていない事を証明するものでは無いと結論づけた。

評決は、BARを2005年の全てのチャンピオンシップコメントから除外し、5月29日のヨーロッパGPまではポイントを獲得する事は認めないとするものである。

---------

FIAの陰謀説を唱える方が大勢を占めているようにも見えますが、いかにそこが満タンでないとマシンが機能しない(エンジンがかからない、または高回転まで回せない、でしょうね)とは言え、サブタンクと見なされても仕方が無いサブコンパートメントが存在し、そこに燃料を搭載しないと最低重量を満たさない、という事実が存在する以上、何らかのペナルティは避けられないと思います。

もしこれを認めるとどうなるか?各チームが、とても”サブ”とは言えない容量の”サブ”タンクを設置してくる事になるのは必至です。そうすると”サブ”タンクの容量はいくらまでなら”サブ”と呼べるのか?というレギュレーションの決定が必要とされ、また最低重量にいくばくかの燃料を含んでよい、というように現行レギュレーションが改訂される事になります。これは誰もが歓迎しない事態だと思います。

何故BARが標的にされたか。私はやはり開幕戦の「わざとリタイア作戦」がいくばくかの影響を及ぼしたのではないかな、と思います。これはレギュレーションの解釈上許されてしまう行為で、レギュレーションはこれを規制する事は出来ませんでした。

しかし、このスポーツマンシップ(なんてのがF1に存在するか?私はまだ最低限保持されていると信じたい。実際、これを実行に移したのはBARのみである)に後ろ足で砂をひっかけるような行為について苦々しく感じていた面々が、レギュレーションで違反と出来る違反を何かやらかさないか、とてぐすね引いて待っていたという側面があるのではないだろうか、と思うわけです。

もう一度書きます。レースを通じて実際に最低重量を下回った状態であったかどうかは問題ではありません。サブタンクの存在と、それなしでは最低重量規定が満たせない事、これが全てです。たとえレース中最低重量を下回る事は無いとしても、ここの燃料を重量として含める事で、その分マシンの軽量化が出来ているのは事実です

人気BLOGランキングはこちら

|

« 記録の日記 | トップページ | BAR、スペインGP断念 »

「レース」カテゴリの記事

「F1」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/83895/4003848

この記事へのトラックバック一覧です: 続報 BAR2レース出場停止:

» 琢磨 大ピンチ!! 続報 [M小林の日々思うこと]
FIAの国際控訴審の裁定は ●サンマリノGP失格(=ポイント剥奪) ●今週末開催 [続きを読む]

受信: 2005/05/06 08:10

» BARの今後・・・ [鈴鹿観戦記]
ポイント剥奪&2戦出場停止の裁定がくだりました。 国際控訴裁判所はFIAの言い分を認めながらも、BARに「故意の規則違反はなかった」として、モナコGP以降半年間13戦の出場停止については、1年間の執行猶予とした。つまりは明確ではないレギュレーションに違...... [続きを読む]

受信: 2005/05/06 08:26

» BAR HONDA 2グランプリ出場停止!!!???(追記あり) [にこらすの徒然なるままに・・・]
Crash.net、Motorsport.com等海外ネットワークが伝えるところによると、既にバルセロナに入っているBAR HONDAチームに対する国際法廷の裁定が下り、今シーズンのチャンピオンシップから排除されることは免れたものの『2グランプリの出場禁止。6ヶ月の執行猶予付きで・・・サン・マリノでのバトンと琢磨によるポイント剥奪。』となった模様。 詳報は入り次第・・・... [続きを読む]

受信: 2005/05/06 09:20

» 隠しタンクのありか [compose-R.net | Journal]
The Official Formula 1 Websiteに今回の「隠しタンク」の技術的詳細が載っていました。(このF1サイトには各チームの技術情報がイラスト付きで解説されているんですね。初めて知りましたわ。) コチラ。 記事を読んで分かったことを記しておきませう。 隠しタンクとはFeeder Tankと呼ばれているらしく、メインのタンクの内部に存在するそうな。ガソリンというのは当然液体なので減ってくるとコーナーごとに車体内を左右に移動する→重心が変わります。F1では右回りのサー... [続きを読む]

受信: 2005/05/06 10:16

» F1:BARに2レース出場停止とサンマリノGPでのポイント剥奪の判決 [Blog Epsilon]
BARホンダ 2レースの出場停止処分(F1Racing.jp) B・A・R Honda、2レース出場禁止(F1-Live.com)  BARは、スペインGPとモナコGPに出場できなくなりました。  また、サンマリノGPでバトンと佐藤琢磨が獲得したポイントは剥奪されることとなりました。... [続きを読む]

受信: 2005/05/06 11:14

» BARホンダ 2レースの出場停止とポイント剥奪処分 [F1通信]
国際控訴裁判所の裁定が出ました。 『スペインGP、モナコGPの出場停止と、サンマリノGPの成績を無効とする』 予想通りかな、国際自動車連盟(FIA)の申し立てが通り、BARの主張は認められない。 国際控訴裁判所は国際自動車連盟(FIA)の審議機関です。 バーニー・... [続きを読む]

受信: 2005/05/06 12:46

» BARホンダ 2戦出場停止!? [monotone blog]
BARホンダの今後2戦(スペインGPとモナコGP)の出場停止処分が下されたようです。さらにサンマリノGPでのバトンと琢磨のポイントも剥奪・・・。 かなり政治的意図が見え隠れする今回の問題ですが、当然BARホンダの代表ニック・フライは、「今回...... [続きを読む]

受信: 2005/05/06 13:00

» きたぞBAR徹底抗戦か?! [craftman's murmur]
 やる気ですBAR、徹底抗戦の構え十分です。 確かに当初疑問視されていた「第二... [続きを読む]

受信: 2005/05/06 13:02

» BAR HONDA 仮処分申請(バルセロナ出走)に向けて奔走中!(追記あり) [にこらすの徒然なるままに・・・]
FIAはパリ国際法廷の裁定を受け、BARに対するサンマリノでのジェンソン・バトンと佐藤琢磨の失並びに今後2戦の出場停止(1年間の執行猶予付で更に6カ月間出場停止)の処分を執行した。 が、BAR側はこのうちバルセロナ以降2戦出場停止処分を覆すべく弁護人デイビッド・パニック氏が仮処分の民事訴訟を起こすべくロンドンで奔走中らしい。ただ、バルセロナに出走するには、土曜午後の予選前までには何らかの手続きが完了していなければならない為残された時間は少ない・・・ だが、ニック・フライは次のように語っている・・・... [続きを読む]

受信: 2005/05/06 13:47

» BARホンダ 2レースの出場停止処分 [金の字只今疲労困憊中]
う〜ん、厳しいといえば厳しいんだけど・・・ 最悪の事態は免れたのかな? でも、なんか割とたたかれた印象が否めないような。 今回、BARホンダは強行出場を決行するのでしょうか? 場合によってはこのまま撤退だって・・・ってことがないよう 祈るばかりで。 ともかく、ギリギリまで状況は確定しないでしょうね。... [続きを読む]

受信: 2005/05/06 15:55

» 【F-1】 BARホンダ 2レース出場停止、前回のポイントも剥奪 [備忘録]
 BARホンダのバトンのマシンが、最低重量規定に違反したとして、FIAから抗議 を受けていた問題で、6日その判決が出た。それによるとBARホンダは、2レースの出場停止と第4戦のサンマリノGPでの成績を無効とのこと。これで、BARは、次のスペインGPとモナコGPに出場できなくな... [続きを読む]

受信: 2005/05/06 19:03

» BAR、大ピンチ。 [疾風のごとく...]
BAR抜きでスペインGPするつもりなんでしょうか?  モントーヤも復帰するとかで楽しみだったのに… [続きを読む]

受信: 2005/05/06 21:51

» 信じられん... [疾風のごとく...]
私にとって“BAR with 琢磨のいないGP”なんて“わさびのきいてない寿司”と同じ… こうなったらレース復帰してからのBARの活躍に期待!! [続きを読む]

受信: 2005/05/06 22:20

» BARホンダ  2レースの出場停止処分 [最新F1news & Result]
サンマリノGPでの車両重量規定違反によって、ラッキーストライク BAR ホンダ チームは2レースの出場停止処分を受けることとなった。チームは今週末のスペインGPと、次のモナコGPに出走することが認められない。 ... [続きを読む]

受信: 2005/05/07 11:00

» BARホンダ  2レースの出場停止処分 [最新F1news & Result]
サンマリノGPでの車両重量規定違反によって、ラッキーストライク BAR ホンダ チームは2レースの出場停止処分を受けることとなった。チームは今週末のスペインGPと、次のモナコGPに出走することが認められない。 ... [続きを読む]

受信: 2005/05/07 11:02

« 記録の日記 | トップページ | BAR、スペインGP断念 »